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狂犬病予防注射の時期です

今年も狂犬病予防注射の時期がやってきました
みなさんのところにも、各自治体から狂犬病予防注射のお知らせが届いていると思います

1950年に狂犬病予防法が制定されてからは
犬の登録、予防注射は飼い主の義務ですので
飼い主さまは必ず接種させてあげてくださいね

病気などで、予防接種が犬の健康・生命に影響を及ぼす可能性がある場合には
獣医師の判断で「狂犬病予防注射猶予証明書」を発行してもらうことができます
飼い主の判断で、ではありません)

シニア期に入っていて単に、もう年だから、というのは免除理由になりませんので
心配な場合はかかりつけの獣医さんに相談してください
今回だけでなく、来年以降も注射を免除してもらう場合は
毎年証明書を発行してもらう必要があります

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ところで…肝心の「狂犬病」って、どんな病気か知っていますか?

せっかくの機会ですので、少しお勉強しましょうヽ(^。^)ノ

狂犬病は、発症してしまうとほぼ100%死亡する、非常に危険な感染症です
通常1~3ヶ月の潜伏期間の後に発症しますが、初期は風邪に似た症状があります
不安感、恐水症、興奮、麻痺、錯乱などの神経症状が現れ、数日後に呼吸ができなくなって死に至ります。。。
怖いですね~(T_T)

少し話は逸れますが、狂犬病は英語でrabiesといいます

でも、hydrophobiaが使われることもあります
hydroは水を意味し、phobiaが恐怖症、つまり恐水症ということになります
狂犬病ウイルスは感覚器に刺激を与えるため
実際には水を怖がるだけでなく、音などにも過敏になるそうですので
rabiesの方が妥当な表現なのかな、と思っています(#^.^#)

狂犬病の病原体は、狂犬病ウイルス
ヒトを含むすべての哺乳類に感染の可能性があります

つまり言葉上は、『狂「犬」病』ですが
犬だけでなく
猫、猿、アライグマ、キツネ、コウモリなどの動物からの感染もあるということです

感染は主に、狂犬病にかかった動物(罹患動物)に咬まれたところから、唾液に含まれるウイルスが侵入することで起こりますが、罹患動物の唾液が目、鼻、口や傷ついた皮膚から入ることによって起こることもあります

通常、ヒトからヒトに感染することはありませんので
(ヒトの)感染者から感染が拡大することはないと考えられています

先に書いたように、狂犬病は犬だけでなく、人も感染する「人畜共通感染症」です
「ズーノーシス(Zoonosis)」と書かれている場合もあります
厚生労働省では、人の健康問題、という視点から
「動物由来感染症」という言葉を使っています

日本ではもう60年くらい発症報告ありませんが
世界的に見ればいまでも狂犬病で多くの人が命を落としていますΣ(゚Д゚)

日本のように長期間狂犬病とは無縁の国のことを「清浄国」といいますが
英国、スカンジナビア半島の国々など一部の地域など、本当に限られていることがわかります
※地図の青色のところが洗浄地域です(少なっ!👀)

英国は既に狂犬病の予防接種の義務づけをやめていますが
それでも狂犬病が蔓延するようなことにはなっていません
それを考えると、日本も法律を見直さないのかなぁ。。。と、イチ飼い主としては考えてしまいます

ただ、昨年の「ヒアリ」の件同様、外からの侵入を水際で防げなかった場合
万が一発症すれば治療方法がなく、ほぼ死に至ることを考えると
継続はやむを得ない、と言われても、そうかもしれませんね…と思います

ポスターなんかを見ると、人も犬も守る、とか聞こえがいいことが書いてあったりしますが
狂犬病予防法は、明確に「人を守る法律」であって
犬を守るために定められたものではありません
だから、義務、なんです

混合ワクチンは犬を守るためのものですので、義務じゃないんですね~(;´・ω・)

イチ飼い主としての思いはともかく、法律は法律です

サロン規約にも書いてありますが
One-to-Wanをご利用いただくには、狂犬病予防注射は必要です
まあ、サロン規約以前に、義務なんですけど。。。笑

来月から順次確認していきますので、どうぞよろしくお願いしますヽ(^。^)ノ

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