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犬のごはん6 ~ 身体の調整能力を壊さない

昨日の【犬のごはん5 ~ 積み重ねるメリット・デメリット】
「ちゃんとした食品でないもの」を食べ続けるリスクについて触れました

連日になってしまいますが、忘れないうちにひとつ付け加えておきたいと思います

さて、この「リスク」ってなんでしょう?

私は、身体の調整能力を壊すこと、だと考えています

私たちの身体も、犬の身体も、元に戻す能力を備えています
わかりやすいのは、しょっぱいものを食べたときの身体の反応です

塩分を摂りすぎると、むくむ、だるくなる、喉が渇くなど身体にサインがあらわれます
血液中の塩分濃度は決まっていますから、それを超える量の塩分を摂取して塩分濃度が高まると、濃度を薄めようと水分が欲しくなるような仕組みになっています
塩分が尿として排出されるまでは、だるさが続くことがありますが、排出されてしまえば身体はもとに戻ります

こうして私たちの身体は多くの調整をして、いい状態を保とうとしています
すごい能力です(*´▽`*)

でも、この調整能力が機能できないほどに壊されてしまうことがあります
上記の塩分の取りすぎが良い例です
ラーメンを食べた、などの一時的な塩分の取りすぎであれば身体が調整し元に戻しますが
元に戻そうとしている間に、次から次へと塩分が入ってきてしまったら、身体の調整能力を超え、やがて機能不全に陥ります

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犬のごはんの話に戻りましょう!

ドッグフードの原材料表記を見たことがありますか?
通常、パッケージの裏面とか側面に書かれています

「摩訶不思議なモノ」がさも当然のように使われていたり…します、残念ながら”(-“”-)”

(表記されないモノが含まれていることも多々ありますが
それはまた別の機会に…)

昨日書いたように
ドッグフードは通常、毎日同じものを食べ続ける、という側面を持っています

仮に、良くないものを食べ続けるとしましょう
フードに含まれている「何か良くないもの」
それがたとえ微量であったとしても、毎日毎日蓄積が続きます
何か月も、何年も続きます
ヘタすると一生続きます

身体の調整能力が働き、上手く排出できたとしても
内臓器官も消耗品
酷使し続ければ必ず無理が生じます

また、身体の調整能力では調整しきれない、排出しきれないとしたら
それは身体の中に蓄積されていきます

その結果として、さまざまなサインが身体に出てきます
飼い主さんに馴染みのあるサインのひとつが「涙焼け」です

身体に現れたサインを見逃さずに
都度対処していけば問題は大きくならないかもしれません
でも食べ続けるんです、毎日、同じものを

塩分の話の時と同じことが起こるかもしれません
元に戻そうとしている間に、次から次へと入ってきてしまったら、身体の調整能力を超え、やがて機能不全に陥ります

これが「ちゃんとした食品でないもの」を食べ続けるリスク、だと私は考えています

もう一度書きます

いいものをコツコツ積み重ねるメリット
良くないものをコツコツ積み重ねるデメリット

愛するわんちゃんのために、あなたはどちらを選択しますか?

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