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暑さに関するエピソードあれこれ~熱中症の症状~

今日はセミナー参加で外出していたのですが
その帰りの車内から、またしてもお客さまわんちゃんがお散歩しているのを見かけてしまいました。。。

がーん!Σ(゚Д゚)

時間はまだ6時過ぎ…外気はまだ暑々
シニア期に入ってるお客さまわんこ💦

体調崩したりとかしてないといいのですが…(;´Д`)

コンクリートは蓄熱して冷めにくい

昨夜、ブログ「「お散歩しない」という選択肢」を更新してから
あちこちから、ちらりほらりとコメントをいただいています

何か参考になったなら嬉しいです(*´▽`*)♡

熱中症対策~「お散歩しない」という選択肢

今朝の情報番組では
サーモカメラを使って、都内のマンションの東側・西側の壁面の温度を夜間に計測

西側壁面の温度の方が、圧倒的に高い
というのをサーモカメラの映像比較で見せていました

西側壁面の温度が高いのは、日照時間による蓄熱
そしてコンクリート建築という素材の特性だとの説明

蓄熱すると冷めにくい、石と同じ性質
だから、一軒家の方が蓄熱しにくい
納得の説明でした

地面が冷めにくいのも納得ですよね!

犬に関する熱中症のガイドライン

熱中症による死亡者数というのを目にする機会があると思いますが
先日、処置後に帰宅して亡くなった方はカウントされていない、ということを知りました

つまり、厳密に言えば
報道される死亡者数より、実際の死亡者数の方がずっと多いことになります

犬のことになると、もっと深刻です

犬の「熱中症による死亡頭数」なんてカウントしようもありません

数字は出てきませんが
ツイッターなどのSNS上で、誰かが
「熱中症で愛犬が亡くなりました」と投稿すると
わんさか、うちもです!わたしもです!というコメントがつくようです(;´Д`)
炎上騒ぎも目にしたりします。。。

そもそも!
人に関する熱中症の症状に関するガイドラインはありますが
犬に関するガイドラインはありません

もちろん
人と共通することがたくさんあるので参考にはなるものの

平常体温が人より高く
皮膚から逃げる熱が少なく
人のような、(エクリン腺から)流れるサラサラした汗をかけないことから
パンティング(はーはー口呼吸)で体温調整することなど

人と犬とでは、異なることもたくさんあります

サロンにおける犬の熱中症の事例

犬に関する熱中症のガイドライン
作った方がいいんじゃないの?

そう思っていたら、昨夜、こんな投稿を目にしました

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ちょっと認識を統一させておきたいですが
我々の業界には、当たり前ですが
『熱中症』に関するガイドラインなどないですから
早期の判断が必要になります
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付随して、サロンに来店したわんちゃんの症例が描かれていましたので
以下、ご紹介します

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暑い中散歩で来店
体から高熱を発していてパンティングが収まらない・・・

これならわかりやすいですが
うちに一昨日来たプードルは、パンティングは多少あるがいつもと一緒

肉球が一部剥けている
体温は平常

暑い中歩き過ぎだよ!という事は予想つきますが・・
そのまま施術に入ろうとしたときに、大量の血尿です

即飼い主様を呼び出し、病院に直行です
熱中症ですね
張り切って散歩したのだと思います
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これはプロ向けに書かれたコメントですので
私は、イチ飼い主として、ではなく、プロのグルーマーとして読みました

本当に良かったです
シャンプーに入る前で。。。

特に、怖いな、と思ったのはここ

体温は平常

熱中症であれば熱が体内に籠って体温が上がる
と、勝手に思い込んでいましたが
放熱できない、熱の調整がうまく出来ないだけで
実測してみたら、体温は平常、なんてことがあるんだ。。。と思いました

ただ、これ
よくよく考えたら説明はできるんですよね…

体温は全身一定ではなく
身体の内部の方が高く、皮膚に近い体表の方が低くなっています
気温が上がると体表の温度が上昇するため、内部に熱を集めて体表からは発汗によって温度を下げようとします

身体の内部での温度バランスを一定に保とうとするんですね(^^♪

この内部環境を一定に保とうとする働きを「ホメオスタシス」と言いますが
気温が高いため発汗もうまく行えず
体温調整が上手く機能しなくなってしまいます

測定できる体温が平常であっても
体内の温度バランスが崩れてしまえば、熱中症は容易に起こり得る

おかしいな、と思ったら体温を測れるように、サロンには体温計を常備していますが
体温は参考にしかならない、という教訓になりました

ということは…?
サロンにもサーモカメラがあれば、
異常に気付けるということですよね。。。

ないけど!!!(;^ω^)

大切な命を守るために

さて、そうなると

【飼い主さま】の認識、危機意識を上げていただく
【サロン】での危機意識、対策を徹底していく

の両方向からでないと、小さな命を守れません

様子見していい症状と
様子見してはいけない症状(即獣医へ!)

この判断を分けるのも、知識、認識、観察

One-to-Wanでは若干!うるさいくらいに、いろんなことをお話しますが、飼い主さまの知識と認識を上げていただきたいという想いからです
(若干…いや、多分、かなりうるさいくらいに、かも……(^-^;)

私は「お手伝い」はできますが
実際に愛犬を守ることができるのは、飼い主さまだけです

ほら、私は「いなかのじいちゃん、ばあちゃん」ですから!笑
口うるさいくらい心配性がちょうどいい(はず)!笑笑

この…不思議なことしてるまめ太くん(^-^;

お兄ちゃんわんこのお手入れ中に
なぜかトイレトレイに寝そべって頭だけ落とし
目を開けたまま寝てました💦
(寝るとこ他にあるのに〜💦)

焦点合ってない!?と思ったら、寝てるし!笑

暑いんでね~
わんちゃんたちも疲れますよね~

私たちも、わんちゃんたちも
安全優先で♪
この危険な期間を、一緒に乗り切っていきましょう(#^.^#)

どんなに暑くても
終わらない夏はない!はずです!!

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