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犬のごはん1 ~ ドッグフードって「食べもの」でしょうか?

結論から先に書きます

ドッグフードは「雑貨」です

まずはイメージしてみてください
「雑貨」と聞いてどんなものが頭に浮かびますか?

私は文具系の雑貨やガーデニング系の雑貨が好きなので
今、頭にぱっと浮かぶのは、マスキングテープです


↑こういうの

マスキングテープを見て「安全性」とか…考えませんよね?
でもドッグフードは犬のお口に入るもの、健康の源…安全性抜きでは語れません

犬が食べるものなのに日本の法律では「雑貨」なんです
「雑貨」と聞いてドッグフードが頭に浮かぶ飼い主さんなんているんでしょうか…?

なんだかおかしな話になってきました。。。

「雑貨」だけどちゃんと法律で規制されてるんでしょ?だから安全なんじゃないの?

はい、法律はあります、一応

少し専門的な話になります

当サロンは犬専用サロンですのでドッグフードと書いていますが
犬猫が食べるものは「ペットフード」といいます

「ペットフード公正取引協議会」がルールを決めて
農林水産省からの独立行政法人である「農林水産消費安全技術センター(FAMIC:ファミック)」が管理する
「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律(ペットフード安全法)」の定義では

「ペットフードとは、犬猫の栄養に供することを目的として使用されるもの」と書かれています

「ペットフード協会」によるペットフードの定義ですと栄養素的な記述がありますが
ペットフード安全法の目的は
「ペットフードの安全性の確保を図り、ペットの健康を保護し、動物の愛護に寄与する」ことですので
栄養価の記述はありません

なんだかいっぱい名前が出てきましたが、もう少しだけがんばりましょう♪

そのペットフード安全法には、成分規格と言って
農薬、汚染物質、添加物、その他の上限値が、一応、決められているのですが…
規制対象となっている食品添加物の種類が非常に(異常に?笑)少なく
しかもその上限値は…安全???と首をかしげるレベルです

規制対象が少ない、ということは、多くが規制されない、ということです
当たり前ですけど…

また、ペットフードの原材料表示についても「表示基準」というのが書かれているのですが

あくまでも、原則、全表記であるだけでなく
小麦、ビーフといった「個別名」だけでなく
穀類、肉類といった「分類名」表示も許されています

添加物に至っては、「ペットフードの製造時に使用したものをすべて表示」ですので
ペットフードを製造するための「原材料の製造時に使用された添加物」は記載しなくていいのです

ややこしいですよね(;^ω^)
今はわからなくて大丈夫です
そのうちわかりますから

ひとつひとつをよくよく考えると、抜け道がたーくさんあることがわかります

そして、罰則は一応あるけれども罰則例がない、と聞いたときに
なんてこったい!!と思いました

私個人の経験を書きますが
最初にドッグフードが雑貨だと聞いたとき、とてもショックを受けました
そして、調べれば調べるほど、それまでの考え方、フードの選択の仕方が根本的に間違っていたことに気づきました

アレルギーや病気を抱えるわんこを育てる、イチ飼い主としての私は
どのフードがいいのか、どのフードが自分のコに合っているのか
そう思ってフードを探していました

でもその選択の仕方が誤り…というか
まずは、安全性の高いドッグフードを選別してから
その選別したフードの中から自分のコに合ったものを選ばないと意味がない、ということに気づきました

そうした経験が、One-to-Wanで提供している「フードコーディネート」という
個別カウンセリングのサービスにつながっているのですが
その話はまた別の機会に

複雑でトリッキーな話もたくさんあるドッグフード関連の話
いろいろな側面からひとつひとつ、わかりやすく書いていきたいと思っています

これから書いていくのは、専門的なお勉強、ではなく
当サロンの飼い主さまが愛犬を守るために知っておいて欲しいと、常々思っていることです

それが、もしかしたらまだお会いしたことのない飼い主さんの一助となるかもしれない
そんな想いで書き始めました

特定のフードを売るためのアフィリエイトではありませんので、どうぞご安心ください(^^♪
ほら、どこにもサイトに誘導するボタン、ないでしょう?笑

今回は
ドッグフードは「食品」ではなく「雑貨」なんだ、と理解していただければ
ハナマルです💮

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