当サロンでは日々さまざまなご相談をお受けしています
今日は犬のお洋服についての質問を取り上げます
ブログタイトルに「犬にお洋服を着せない方がいいんですか？」と書きましたが
「お洋服を着せちゃダメなんですか？」という場合もあります
逆に、「お洋服を着せた方がいいんですか？」という質問もあります
多分…いいと思ってたのにネットで、良くないって書いてあった、誰かに言われた、とか
悪いと思ってたのに（悪いって言われたことがあって着せなかったのに）OKって書いてあったのを読んだ
とかかな、と思って聞いています
犬に服を着せることに、全面的に反対の方にも理由があり
全面的に賛成の方にも理由がある場合と思います
（もちろん、感覚的に、の場合もあると思いますが）
考え方は人それぞれだと思いますので、下記は、私の考え、です
参考までに書きますので、迷いがある飼い主さまは、いろいろな考え方を聞いた上で、自分なりのポリシーで決めればいいかなと思います
で、肝心の答えですが…
どちらでもいいと思います(^-^;
◇必要か必要でないか
◇好きか嫌いか
を切り口に、整理して書きますね
（整理して書くと長くなりそうですので、今日と明日の２回に分けてます）
着せた方がいい場合を考えただけで
・寒いから防寒具として
・掻くから皮膚の保護のために
・雨上がりのお散歩など汚れ防止のために
・抜毛の防止として
などが考えられます
●寒いから防寒具として
犬は寒さに強い、というイメージをお持ちの方が多いですが
小型犬は寒さに弱いコが多いですし、暖かい地域が原産の犬は寒さに弱い犬が多いです
寒い地域原産の犬（例えばハスキーなど）であっても生活環境によっては、寒さで震えるコもいるらしいです
大型犬は比較的寒くても大丈夫、雪も大好きで元気なコが多いですが、これ以上丸くなれない！というくらい縮こまって動かないコもいます（笑）
被毛がスムースのわんちゃんに多いイメージです
私は「今は」普段うちのコたちにお洋服を着せることはほとんどありません
小型犬ですが、冬でも着せない日の方が圧倒的に多いです
でも必ず着せる日があります
寒くて風が強い日、こういった日は例え着せるときに嫌がっても必ず着せます
風が強いと実際の気温以上に体感温度は下がります
しかも強い風が体温を容赦なく奪っていきますので気を付けてくださいね
「今は着せません」と書いたのは、上のチワワ（テル）には以前は必ず着せていたからです
テルは9月半ばの、夏の暑さを過ぎた辺りからぶるぶる震えてるようなコでした
最初はまさか9月に寒くて震えてるとは思わなくて、怖くて震えてるのかと思って原因探しをしたのですが
単に寒かったらしく…9月だよ？(;^ω^)
次から次へと病院のお世話になるテルを守るために、パピーの年は夜はパジャマ（ロンパース）を着せるようになり
翌年も同じ状態でしたので、日中もあったか素材のロンパースを着せるようになり…という生活をしていました
いろいろあって代謝力が上がったのか、数年前から着せなくても生活できるようになったので、日常的に着せることはなくなりました
●掻くから皮膚の保護のために
何らかの皮膚トラブルを抱えるわんちゃんは、ヘタをすると出血するまで…出血しても掻き続けてしまいます
これを掻き壊しと言いますが、こうなると掻き始めた最初の原因がわからなくなってしまうほど悪化してしまいます
お洋服を着せることで、皮膚を守ることができます
また、脱毛などで防寒具としての被毛が失われたり、薄くなったりしている場合もお洋服は役に立ちます
ただ、アトピーが原因でそうなっている場合にはお洋服の素材選びにも気を付ける必要がありますので
治療中の方は獣医師に相談してみたらいかがでしょうか？
原因となるほこりやダニのフン、花粉などをつかないようにする素材でできたお洋服もあります
●雨上がりのお散歩など汚れ防止のために
雨上がりにお散歩に行くと、泥はねがひどいですよね
お天気が悪い時、悪かった後の汚れ防止に着せる方もいらっしゃいます
レインコートもありますが、素材のガサガサという音を怖がる・嫌がるわんちゃんも多いです
●抜毛の防止として
わんちゃんと一緒に寝る方が、ベッドやお布団に毛が付くのを防止するために着せる場合もあります
（犬と一緒に寝ることの是非はここでは論じません）
こうして整理して考えると、自分のわんちゃんに必要かどうかわかりますよね
次回は好きか嫌いか、を切り口に書きますが
家族のわんちゃんに必要だと思ったらぜひ、お洋服反対派の方の意見にも耳を傾けてみてください
一理あるな…と思ったら取り入れればいいと思いますし、自分には関係ないと思えば、それでいいと思います
迷いがなくなると思いますよ♪