今日は黒いわんちゃん、白いわんちゃんのモノトーンデー
いくらきれいな毛でも、黒いわんちゃんに白い毛、白いわんちゃんに黒い毛がついていては、台無しです
わんちゃんのご来店・お帰りの度に必死になってサロンを掃除した、とっても忙しい日でした(^-^;
さて、今回はわんちゃんの「お手入れ」についてお話したいと思います
当サロンでは、
・カットが不要なわんちゃんのための「グルーミングコース」
・カットが必要なわんちゃんのための「トリミングコース」
というふたつのコースを用意していますが、普段お客さまとお話するときは、「お手入れ」という言葉を使うことが多いです
「手入れ」という言葉は日常生活においては「手入れが行き届く」とか「手入れが楽な髪形」などの使い方をすると思います
この「手入れ」という言葉を犬に当てはめたときに最適な言葉は、groom(グルーム:手入れする、見繕いする)なのですが
犬についてよくわからない人にもし英語で説明する必要があるとして、理解してもらうために私だったらどう説明するか?を考えると
care(ケア)、もしくはimprove(インプルーブ:改善する)を使うと思います
言葉を選ぶときに一旦英語で考える理由は、英語の方が言葉がシンプルで直接的だからです
その方が本質が見えてくる( *´艸`)
つまり、私が考えるわんちゃんの「お手入れ(グルーミング・トリミング)」は
「ケアすること」であり
「(必要があるなら)改善すること」であるということです
犬の美容師の名称は、日本では「トリマー」が一般的な言葉ですが
私はあえてこだわって「グルーマー」とお話しています
こうしたこだわりがあるから、なんです
ネット検索を意識したらそんなこだわりはとりあえず置いておいて
「トリミング」と書くべきなんでしょうけど(笑)
…なんだかしっくりこないんですよね💦
だから、ま、いっか♪と思って(^-^;
ちなみに世界的には、グルーマーが標準用語です(^^)
当サロンは、わんちゃんを適切に「お手入れ」することで
健康を維持すること、必要があるなら改善することで健康に近づけること、を常に意識しています
美しさ、かわいさ、ももちろん大事です(*´▽`*)
でもそれは、身体と心の健康の先にあるもの、と考えています
「わんちゃんのお手入れ」をするコースに含まれるのは全身のケアですが、それはなぜでしょう?
わんちゃんの健康を維持する上で、「全身のケア」が必要だからです
全身を「清潔にして」「適切にして」が、大切だからです
私たちはお風呂に入って、顔を洗って、歯みがきして、洗濯した清潔な洋服を着て……当たり前にしますよね?
それは生きていく上で、大切なケアだから、です
そういったひとつひとつの日常的なケアのやり方を間違えたり、不十分だったりしたら
皮膚がカサカサになるとか、不衛生で臭いが出るとか…いろんな不都合なことが起こります
この日常的に必要なケアを、何か月も、何年もしない、なんてこと、通常はないですよね?
なのにどうして世の中には、「わんちゃんのケアをしない」ことを平気で選択してしまう人がいるのでしょう。。。
本当に不思議です
私は、わんちゃんのヘルスケアを考える上で「お手入れは必須」だとわかったから
「わんちゃんのためのヘルスケアサロン」を始めました
シャンプー頻度をあげたら、痒みが出ていたわんちゃんが掻かなくなったり
シャンプー頻度をあげたら、毎年出ていた皮膚トラブルが出なくなったり、軽くなったり
そういった経験を通じて日々、私自身もグルーミングの大切さを繰り返し、実感しています
お手入れではわんちゃんの全身を触りまくる!ので、飼い主さまが気付いていないことを発見することも多いです
今日来てくれた黒ラブのアルフォンスくんには、お手入れ中にカサブタが出来ているのに気づいてパパさんママさんにお伝えしました
もちろん、皮膚トラブルなどの「良くないこと」だけでなく「良いこと」もたくさんお伝えしています
ささいなことでも飼い主さまとシェアしながら、わんちゃんを生涯に渡ってケアしていきたいな、と思っています(#^^#)
私たちが家族の健康、自身の健康を守るために行う日常的なケアのように
わんちゃんの健康を守るには「グルーミング」「トリミング」って必要なもの
が浸透してほしいな、と思っています
そして、わんちゃんの被毛が長かろうが短かろうが
すべてのわんちゃんにとって「当たり前なこと」になっていくといいな、と思います(*´▽`*)