「いつか必ず終わるから」
これは先日、愛犬のお迎えに来られた飼い主さまの言葉です
話題は新型コロナウイルス感染拡大
毎日毎日、感染者(正確にはPCR検査陽性者)が増えて、緊急事態宣言が出て…
状況が悪化することばかりに目を向けていると、気持ちが萎んでしまう
いつ終わるんでしょうね
いつまで続くんでしょうね
早く終わって欲しいですね
溜息まじりの言葉ばかりの中に、一瞬、光が差したようでした
いつか必ず終わる
確かに今は、我慢したり、不安だったり、不便だったり、不自由だったり
やりたいけど、できないことが以前より多い
「いつ」かはまだわからないけど
そうだよね、必ず終わりが来る
急に状況が変わるわけではありませんが、気持ちが変われば行動が変わります
1日1日を大切にしながら、前向きに生きたいと思います
あの頃は大変だったね、って笑って話せるように
茶々丸ちゃん
…笑ってますけどその座り方💦
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いつか必ず終わると言えば…パピー期も必ず終わります
こじつけじゃなく(笑)子犬の成長はあっという間!
意識していないとすぐに終わってしまいます(^-^;
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「パピー」と呼ばれる時期の呼び方(ややこしい💦)にはいろいろあるようで
「パピー期」「幼犬期」「子犬期」
と結構適当に使われているようです
このブログ内ではざっくり「1歳くらいまでの時期」を意味しています
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子犬のかわいらしさはもう♡このまま止まって♡と思うくらい、愛らしいですよね
その愛らしさで私たちを虜にしている間に、人と比べると猛スピードで、身体だけでなく脳も心も成長していきます
そうなんです!
パピー期にはたくさんの学習と経験が必要なのに
うかうかしていると、大した学習もせず、大した経験も積めずに大人(成犬)になってしまうのです…
結果、怖いものがいっぱい、刺激に対していちいち過剰反応してしまうわんちゃんに育ってしまうことが多々あります
びくびくしながら生活するより、身体の力を抜いてのびのび生活できるわんちゃん
警戒心いっぱいよりも、楽しいことがいっぱいのわんちゃん
そんなわんちゃんに育って欲しいからこそ
サロンをたくさん利用していただきたいのです
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サロンで行うのは「グルーミング」という
わんちゃんが「生きていく上で必要なお手入れ」です
身体を清潔に保てるようにシャンプーをしたり
安全に歩けるように爪を切ったり
毛が伸び続けるわんちゃんはカットをしたり
どれも健康を保つために大事なお手入れです
パピー期は
かわいくてかわいくて仕方のない時期
かわいいからこそ、ご自身の手でシャンプーしたり爪切りしたりと、手をかけてあげたいパパさん、ママさん
その気持ち、と~ってもよくわかります!
でもこの時期だからこそ
あえて「直接お世話したい気持ち」をぐっと我慢して、サロンにたくさん連れてきていただきたいのです
残念ながら、グルーミングにはわんちゃんにとってたくさんの「刺激」があります
濡れること
触られたくないところを触られること
シャワーの感触
ドライヤーの音・風
爪切りの音・感触
ブラシの感触
ただ、これらの刺激はすべて、サロンのみに存在するわけではありません
おうちでやっても同じ、刺激は刺激、です
どれも一歩間違えば不快で嫌なこと
しかも、一歩間違えば恐怖にも直結してしまいます
パピーちゃんにとっては、お湯が体に付いて濡れる、という事象さえ理解ができません
すべてが、何するの?何するの?です
だから、怖くないよを伝えるために、たくさんの工夫をしていきます
おうちでシャンプーした際に逃げよう逃げようとしたという心助(ころすけ)くん
サロンでのシャンプーでも「逃げたいです」ってちゃんと言ってくれました
だから、大丈夫そうなところからちょっとずつちょっとずつお湯をかけながら、ころすけくんが「怖くない」を理解して、納得して落ち着くまで待ちます
怖くないことがわかれば
笑顔を見せてくれたり
気持ちいいがわかれば
受け入れてくれます
パピー期の最初の一歩を間違えなければ
次の一歩が大きな学習に…良い学習につながっていきます
どうせ必要なことなら
嫌いなことより、好きなことに
不快なことより、気持ちいいことに、していってあげたい
そう願いながら、パピーちゃんのお手入れをさせていただいています
パピー期には、おうちでしかできない学習もたくさんあります
それは、ご家族みなさんで協力してがんばってもらうしかありません
子犬を健全に育てるのはとても手のかかる仕事です
上手に手抜きする意味でも(笑)
パピー期だからこそサロンをうまく利用してください