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咬まなくていいんだよを伝える難しさ…その後1

何もしてなくても突然スイッチが入って咬みついてきちゃう、このわんちゃん
覚えてますでしょうか?

キュートなお顔で容赦ないモコちゃん(笑)
いや、笑いごとじゃないんですけど…(^-^;

昨年春に書いた、この2つのブログ

咬まなくていいんだよを伝える難しさ1

咬まなくていいんだよを伝える難しさ2

モコちゃん、がんばって!というメッセージをいただいたり

大変なんですねぇ~、と労っていただいたり(^-^;

それからも時々、お客さまからも同業のグルーマーさんからも
「あ、そう言えば!あのわんちゃん、どうなったんですか?」
と聞かれることがありました

応援メッセージを伝えたモコちゃんママからも

「あのブログで終わりじゃないですよね?続きがありますよね??」

と言われたので

「それはモコちゃんと、ご家族次第です(にっこり!)」

と返したり
そんなこんなで、先月で丸1年が経ち
やっと何かしらのご報告ができるようになりましたヽ(^。^)ノ

長くなりますので
2回に分けてお届けします

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

ママさんと
「1年経ちましたね~」
と笑って話した、今年の初トリミングの日

お正月の甘やかしの所為でいつもよりちょっと荒れ模様なモコ殿でしたが…笑

その後どうなったの!?の答えが
この笑顔です(*´▽`*)

1年経って、こんな風に笑えるようになりました♡

One-to-Wanに通い始めた頃

1月に12歳になったトイプードルのモコちゃん

それまで通っていたサロンさんをお断りされる形になり
11歳にして、初めてのサロンに移ってきたわけです

人間の年齢にするとだいたい60歳
元気であっても、外見に現れていなくても、人にも犬にも老いは平等にやってきます

「トリミング」に対する緊張と嫌悪感で、チアノーゼまで一気に振り切ってしまう(;´・ω・)グッスン
それが1年前のモコちゃんでした

頭では想像しようとしていても、なかなか想像しきれない10年にも及ぶ咬み犬人生
10年咬みを強化し続けるとこうなっちゃうのか。。。

これまでの情報がほとんどない状況でのお手入れは、想像以上に怖いものでした


初回トリミング時のシャンプーの様子

お手入れのプロセスの中で
唯一片手を離すことができたのがシャンプーのとき

目ヤニでがちがちに汚れた目頭や
ずっと洗えていないお口周りがかわいそうで、せめて口角あたりだけでも……と欲を出した未熟なグルーマー
爪の際をがっつり咬まれて、傷は治ってきても2週間ほど痺れが消えなかったのは、今だから笑って言えるお話です💦

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

チアノーゼは、普段はピンク色や赤みがかった皮膚が青みがかった紫色に変色、重症だと黒みがかった紫色になる症状です

人だと口唇、耳たぶ、指先など、血管が皮膚のすぐ下にあるところで顕著に確認できますが、わんちゃんの場合に確認しやすいのは舌の色、そして歯茎の色です

最初の頃のモコちゃんは、がうがう言い始めたあと一気に黒みがかった紫色まで行ってしまい、パンティングも激しく呼吸が辛そうになってしまうので、何が苦手で何が嫌なのかを探るのと同時に、とにかく落ち着かせることに気を使いました


咬みついて離さない結果の
コームとスリッカーブラシ

一番のびっくりは、コームのピンが途中で折れ曲がったことΣ(゚Д゚)

ピンってこんなところで曲がるもんなんだー!!!笑

道具さんたちも痛かったと思いますが
咬みついたモコちゃんのお口の中も、そして心も、とっても痛かったと思います

モコちゃんの変化1

翌月の様子
お目目に入る毛の不快感はなくなりました
この独特の表情から緊張感が窺えます

これがブログを書いた頃
表情が和らいできていましたね

この頃のグルーミングレポートを読み返すと

・トリミングテーブル上でお顔を撫でることができました
・お口を触ったりできました
・お手入れ中におやつを食べてくれました

そんな言葉が並んでいて、トリミングの緊張が少し減っていたことがわかります

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

5月には奇跡の出会い…再会がありました

このブログで出会ったふたり

犬と暮らす、ということ…なぜか続編(笑)


ポメラニアンのらんらんちゃんとモコちゃん


感動の再会(笑)
「元気してた~?」


お兄ちゃんわんこのてんてんちゃんともご挨拶
 

いい表情です!楽しそう(^^♪

ママさんの表情も明るくて
一緒に楽しそうでした(#^.^#)

その2に続きます♪

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